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こんにちは、モア像(@two_2_more)です。
オランダでワーキングホリデーをしたい!
と思っていたそこのあなた!
遂に、2020年よりオランダと日本でワーキングホリデー制度が開始されます。
今回はその情報をご紹介します。
目次
オランダとのワーキングホリデー制度!いつから?【ワーホリ協定国ニュース】

ベルギー・ルクセンブルクと合わせて「ベネルクス」とも呼ばれているオランダは、ドイツ・ベルギーと国境を接しており、国土面積は九州とほぼ同じくらいです。
オランダといえば、チューリップや風車、運河などの景色が本当に綺麗ですよね!
などと、オランダと聞けばこのようなことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
もちろん、童話の世界のような美しい風景を見ることもできますが、実は多くの偉人を輩出している国でもあります。
例えば、世界的にも名高い画家のフィンセント・ファン・ゴッホはオランダ出身なんです。
また、「アンネの日記」で有名なアンネ・フランクや、「ミッフィー」のキャラクターで知られる絵本作家のディック・ブルーナも実はオランダ生まれなんです。
オランダは決して広くないかもしれませんが、沢山の魅力が凝縮された国です。
いつから?
2019年12月13日、外務省の発表により、オランダとのワーキングホリデー制度が2020年4月1日から開始されることがわかりました。
2019年以降、リトアニア・スウェーデン・エストニアとのワーキングホリデー制度が開始されることが決定しており、オランダは26番目のワーホリ協定国となります。
定員数は?
ワーホリ制度を利用して日本に来ることができるオランダ人は、年間200人と発表されています。
しかし、日本側の具体的な発表はまだ行われていません。
オランダとのワーキングホリデー制度は、まだ現在開始日が決まった段階で、定員数やビザの申請方法、申請可能時期などはこれから随時発表されます。
ワーキングホリデー制度開始が2020年4月からになるので、すぐに情報公開されるはずです!
言語は?
結論から言うと、英語が話せれば日常生活はほとんど問題ありません。
オランダの公用語はオランダ語ですが、英語教育に力を入れているため、英語が話せる方がほとんどです。
もちろんオランダ語を勉強しておくと会話がよりスムーズに進み、コミュニケーションにも役立ちますが、英語がある程度話せる方であればほとんどの場面で問題なく過ごすことができ、わざわざオランダ語を学ぶ必要はありません。
モア像の友達にオランダ出身の方がいますが、その方も「英語が話せれば全く問題なく生活ができる」と言っていました。
これは他の国でワーキングホリデーをする際も同じことですが、英語力は高ければ高いほど選べる仕事の幅は広くなります。
また、語学学校へ通うとしても、全く英語を勉強せずに行くのと、少しでも英語力をつけてから渡航するのでは、現地に着いてからの伸びが格段に違います。
それもそのはず!全く勉強をせずに行けば、現地で基礎を学ぶことになるからです。
初級〜中級程度の英語なら日本で仕事をしながらでも、少し勉強すれば身につきます。
僕は日本で会社員をしながら英検2級まで取り、外国人の友達を作って、実際に「英語を話すことに慣れる」ということをカナダに行く前にしました。
ワーキングホリデーは現地で働ける制度ですが、もちろん英語力が高いとそれだけチャレンジできる仕事の幅も広がります。
なので、渡航までにできるだけ英語力を上げるようにしておきましょう。
「オランダワーホリの前に、少しでも英語力を上げておきたい」という方は、下記の記事も合わせてご覧下さい。
また、実際に外国人と出会いたいと思っている方は下記の記事で「外国人と確実に出会えるマッチングアプリ」をご紹介しています。
外務省による発表
下記に外務省による発表内容を載せましたのでご覧下さい。
(1) 2019年12月12日、オランダのハーグにおいて、堀之内秀久駐オランダ王国大使及びシグリット・カーフ・オランダ王国外国貿易・開発協力大臣(H.E. Ms. Sigrid Kaag, Minister for Foreign Trade and Development Cooperation of the Kingdom of the Netherlands)との間で、ワーキング・ホリデー制度に関する口上書の交換が行われました。
(2) この制度は、有効な査証を所持する相手国の国民に対し、最大一年間の滞在を許可し、かつ、就労許可なしに、休暇の付随的な活動として旅行資金を補うために就労することを認めるものです。
(3) この制度は、令和2年4月1日から導入される予定です。
(4) ワーキング・ホリデー制度の導入を契機として、両国の青少年の交流や相互理解が促進され、両国の友好親善関係が一層強化されることが期待されます。
>>オランダとワーキングホリデーに関する外務省の発表ページはこちら
簡単にヨーロッパ旅行が可能
上記のマップを見て頂いても分かる通り、オランダはヨーロッパの中でも中心に位置しています。
なので、近隣諸国に短時間で渡航ができます。
オランダから近隣諸国への旅行例
イギリス (ロンドン)
時間:飛行機で約1時間
価格:往復で約50ユーロ (6,000円)
フランス (パリ)
時間:飛行機で約1時間30分
価格:往復で約90ユーロ (11,000円)
ドイツ (ベルリン)
時間:飛行機で約1時間30分
価格:往復で約70ユーロ (8,500円)
デンマーク (コペンハーゲン)
時間:飛行機で約1時間30分
価格:往復で約110ユーロ (13,000円)
イタリア (ローマ)
時間:飛行機で約2時間30分
価格:往復約80ユーロ (10,000円)
イタリア (ミラン)
時間:飛行機で約2時間
価格:往復で約60ユーロ (7,500円)
イタリア (ベニス)
時間:飛行機で約2時間
価格:往復で約80ユーロ (10,000円)
ハンガリー (ブダペスト)
時間:飛行機で約2時間
価格:往復で約40ユーロ (5,000円)
アイルランド (ダブリン)
時間:飛行機で約2時間
価格:往復で約60ユーロ (7,500円)
このように、短時間で、また低いコストで旅行をすることができます。
往復一万円以内や一万円ちょっとで、ヨーロッパの格国を旅行することができるなんて、こんな素晴らしいことはありません。
オランダでワーホリをしている間に、ヨーロッパ全国制覇なんてことも夢ではありません。
LGBTフレンドリーな国
オランダは世界で初めて同性婚が認められた国です。
2000年12月に同性結婚法が成立し、2001年4月1日に法律が施行されています。
ある調査によれば、現在オランダでは85%〜90%の国民が同性婚を支持していると言われており、毎年の結婚数約75,000組のうち約3,000組が同性婚であるという結果が出ているそうです。
僕のオランダ人の友達も、先日このような話をしていました。
街を歩いていると、同性カップルなんて毎日見るし、みんな堂々と手を繋いで歩いてるしキスだってしてるよ!
また、日本人の友達で世界各国を訪れている方も、先日このような事を話していました。
今まで2回オランダに行ったことがあるけど、一番好きな国です!法律とか考え方も自由で、日本みたいな固定概念みたいなものが少なく、全て自分の選択で生きられる自由な国だと思います。LGBTの人たちにもすごく寛容でみんな本当にオープンでしたよ!
また、オランダではカミングアウトする平均年齢は14歳と言われています。
14歳といえば、思春期の時期なります。
このことからも、オランダでは幼い頃から教育面でもLGBTや当事者のサポート体制が整っていることが分かりますよね。
なので、LGBT当事者にとってもオランダはかなり住みやすい国だと言えるでしょう。
他ヨーロッパでワーホリができる国
オランダ以外にもヨーロッパでワーキングホリデー制度が使える国は沢山あります。
下記にその国をまとめてみました。
西欧
アイルランド
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:毎年400人
イギリス
滞在期間:最長2年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:毎年1,000人
スロバキア
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:毎年400人
ドイツ
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:制限なし
フランス
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上29歳以下
定員数:毎年1,500人
東欧
ハンガリー
滞在期間:発給から最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:毎年200人
ポーランド
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:毎年500人
チェコ
滞在期間:発給から最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:毎年400人
南欧
スペイン
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:毎年500人
ポルトガル
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:制限なし
北欧
アイスランド
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上26歳以下
定員数:毎年30人
デンマーク
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:制限なし
ノルウェー
滞在期間:最長1年
対象年齢:18歳以上30歳以下
定員数:制限なし
オランダへのワーホリ準備をしよう
ワーホリ制度を利用して日本に来ることができるオランダ人は、年間200人と発表されたということは先ほどお伝えをしましたが、オランダにワーホリできる日本人の定員数はまだ発表されていません。
もしかすると、オランダ人と同じく200人くらいかもしれません。
そうなると、倍率がすごく高くなることが予想されます。
なので、絶対にオランダでワーホリがしたいという方は、頻繁に在オランダ日本国大使館や外務省のサイトをチェックするようにしましょう。