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GBEXってどんな通貨?グロビアンスってなに?どこで買えるの?
最近、急に話題になり始めた「GBEX」という仮想通貨について、日本語での情報があまりに少なく、どんな通貨なのか、グロビアンス(Globiance)はどんなプロジェクトなのか、どこで買えるのかなど不明なことが多いです。
そこでこの記事では、そんなGBEXやグロビアンス(Globiance)について、詳しくご紹介をします。
目次
GBEXとは?
「GBEX」とは、グロビアンス(Globiance)という仮想通貨取引所が発行している通貨で、その取引所内で特定のサービスが受けられるコインです。
このようなタイプのコインをグロビアンスでは「ハウスコイン」と呼び、日本でいう「株式」のようなものです。
このタイプのコインは取引所自体の成長期待が大きく反映されたり、そのコインを持つことで優待や投票の権利を得られる場合もあります。
ちなみに、こういったハウスコインが成功した例として、BNBはここ1年だけでも150倍、DEXのユニスワップコインも1年で10倍に値上がりをしています。
もちろんこれはその取引所が他にない、魅力的なサービスや特徴を持っているからです。
では、GBEXという通貨にはどんな特徴があるのか、見ていきましょう。
GBEXの特徴とは?
公式ページにて、下記の記載がありました。
つまり、グロビアンスが発行するコインは、「XDC」という新しいタイプのブロックチェーンで作られているということです。
XDCがビットコインやイーサリアムと違うところは「全てが高性能になる」ということです。
- 1秒あたりの処理件数が多くなる
- 手数料が安くなる
- 送金速度が速くなる
- スマートコントラクトに対応
- 環境負荷が小さい
つまり、利用者に負担をかけないスムーズな取引が可能だということです。
今後、次々と世に出てくるXDCコインが、グロビアンスに集まり上場することで、その違い、便利さを実証する取引所となるかもしれません。
それでは次に、GBEXを発行しているグロビアンスが何なのか、何をしようとしているのかを見ていきましょう。
グロビアンス(Globiance)とは?
グロビアンスは2018年に始まったプロジェクトで、CEOはドイツ人のオリバーマルコ・ラ・ロサ氏で、ヨーロッパのマルタに本拠地を置いています。
まず、グロビアンスが何を目指そうとしているのか?
それは「銀行と仮想通貨の融合」と言われています。
銀行というのは、お金を厳重に管理してくれることから、私たちは安心感を得て、大量のお金を預けています。
しかし、現在の仮想通貨取引所では、同じようにお金を預けるにしても、銀行と比べると安心感に欠ける部分あります。
それは、取引所のハッキングリスクや、送金時の通貨紛失リスクが銀行に比べて高いからです。
そういったイメージから、特に日本では仮想通貨の普及が遅れているんだね。
その通りです。
しかし、銀行は銀行で課題があり、今まで紙幣や貨幣を扱ってきたために、デジタル化の波に遅れをとっており、送金や両替にかなりの手数料と時間がかかります。
確かに!海外に送金しようと思ったら手続きをしても数日かかるし、手数料だって何千円もするもんね。
その点で、仮想通貨取引所は送金や交換は銀行よりも早く、手数料も安く、スマホさえあれば、24時間いつでもどこでも可能なのです。
つまり、銀行と仮想通貨取引所は両方とも「お金」を扱いながら、それぞれの溝が埋まらないところが課題なのです。
そこで、それぞれの短所を埋めて長所を残すことができる「クリプト銀行」を作り、世界展開しようとしているのがグロビアンス(Globiance)なのです。
実は今、銀行と仮想通貨取引所がお互いに歩み寄ろうとしている動きは、世界各地で起きていますが、それをグローバルに展開しようとしている組織は多くありません。
そこで、その一歩を踏み出しているのがグロビアンスなのです。
ではそのグローバル展開のために、グロビアンスが何をしているのか見ていきましょう。
グロビアンスは何をしている?
グロビアンスがグローバル展開するために行なっていることは、主に下記の3つです。
世界の各地域にプラットホームを作る
グロビアンスは、下記の赤枠で示した15のエリアに取引所を用意して、各地域の支払い方法や言語に合わせてサービスを提供する予定です。
現在のグロビアンスの計画では、下記に沿って全世界にプラットホームを広める予定だそうです。
2023年、日本にもプラットホームができる予定ですね。
もう1つ面白い試みが、「DEX」と呼ばれるものです。
DEXは「分散型取引所」と言われる、ブロックチェーン技術によって人の手を介さず送受金・売買取引が自動的にできる取引所のことです。
ではなぜグロビアンスがわざわざ別にDEXを置くのでしょうか?
それはおそらくグローバル取引所として機能させるためではないかと言われています。
先ほどご紹介した各地域のプラットフォームでは補えない便利さをDEXで補うため、しかもこのDEXは、KYC(本人確認)を行なった人のみが使えるのであれば、今までのDEXとはそれだけで差別化でき規制にも強くなります。
世界各国の法定通貨への対応
「法定通貨への対応」とはどういうことか?
具体的には、グロビアンス口座への入金や、グロビアンス口座からの出金ができる銀行と提携するということです。
グロビアンスのホームページにも、下記のように書かれています。
2022年1月現在、グロビアンスから出金できるのは、シンガポールドルとユーロの2つのみになりますが、先ほどご紹介したプラットホームの立ち上げと共に、今後はもっと増えていくでしょう。
また、対応できる法定通貨が増えれば、プロジェクトが順調な証とも言え、ますます期待が高まります。
各国でステーブルコインを発行
公式ページには、下記の表記もありました。
仮想通貨業界では、「USDT」や「USDC」というステーブルコインが有名ですが、これは米ドルという法定通貨と1:1のレートで換金可能な仮想通貨のことです。
このタイプのコインをグロビアンスも発行しようとしており、すでにシンガポールとユーロのステーブルコイン「SGDG」「EURG」が発行されています。
今後は、香港ドル、イギリスポンド、アメリカドル、日本円、韓国ウォンなども予定されています。
また、ステーブルコインは法定通貨と仮想通貨の架け橋となる通貨なので、これを独自で生み出そうとしている点は、グロビアンスの強みだと言えます。
GBEXを保有するメリットは?
GBEXを保有することで得られるメリットは、主に下記の4つです。
自動で資産価値が上がる
GBEXは「デフレトークン」と呼ばれ、世の中にあるGBEXをあるルールによって、1枚当たりの価格を必然的に上げる仕組みが採用されています。
燃焼イベント
その方法は2種類で、1つは定期的に行う「燃焼イベント」です。
GBEXの総発行量は500兆枚です。
そこから上記にもある通り、45日後、90日後、180日後と計5回、約2年をかけて300兆枚減らされていきます。
つまり、全体量の60%に当たる枚数が約2年でなくなり、残りは40%となるため、デフレ効果で少なくとも価値が2.5倍は上がるということになります。
ちなみに、1回目の燃焼イベントは2021年12月20日でしたので、残りの4回は下記のスケジュールになると考えられます。
<燃焼イベントのスケジュール>
- 1回目:2021/12/20
- 2回目:2022/02/03
- 3回目:2022/05/04
- 4回目:2022/10/31
- 5回目:2023/10/26
トークンバリュー
もう一つの方法は、長期的な保有を促すための仕組み「トークンバリュー」です。
例えば、GBEXを100万枚を売るとします。
すると売却者には96万枚分の売却益が入り、残りの4万枚のうち2万枚は自動的に燃焼、もう2万枚は別の保有者全体に分配されるという仕組みです。
つまり、GBEXを売れば売るほど、GBEXの総枚数が減るため、残りのGBEXの価値が上がり、別の保有者の保有枚数も増えるということです。
なので、まずGBEXを売るということに抵抗が生まれるので、短期で売買して利益を得ようとする人が減ります。
さらに、売らなかった人はGBEXをガチホしているだけで資産が増えるのです。
グロビアンスCEOのオリバー氏自身も、「このGBEXは長期保有することでメリットが得られる」と言っており、GBEXの長期的な保有を促す取り組みも行われています。
毎日報酬がもらえる
GBEXを保有していると「ステーキング」という報酬を受け取ることができます。
<ステーキングとは?>
銀行の定期預金のようなサービスで、一定期間その通貨を預けることで、利子のような報酬を受け取る仕組みです。
現在グロビアンスでは、GBEXを保有しているだけで、毎日報酬が得られる仕組みとなっています。
僕自身も10億GBEXを購入してから、未だ15日あまりですが、下記のようにすでに150万GBEX以上の報酬を受け取っています。
割引が受けられる
公式ページに下記の記載がありました。
例えば、バイナンスならBNBで取引手数料を支払うと通常の半額になるなど、グロビアンスでもGBEXを保有していると、何かしらの割引やサービスが受けられるようになるとのことです。
2022年1月現在ではまだ発表はされておらず、今後GBEXの使い道と共に発表されるでしょう。
仮想通貨支払いが簡単になる
グロビアンスの口座を持つメリットとして、今後は仮想通貨支払いが簡単になっていくことが考えられます。
GBEXには通常の取引だけではなく「決済用途」もあり、先日下記のカードが発表されました。
このグロビアンスカードは、見た目クレジットカードのようですが、実際は仮想通貨で支払いを行うための「クリプト決済カード」です。
これを使い、グロビアンスの口座から直接仮想通貨を引き出し、銀行の「デビットカード」に近い機能として使用することができるのです。
また、グロビアンスは「銀行口座を提供する」と言っていますが、口座を利用したい人は個人だけではありません。
グロビアンスには「グロビアンスPay」という企業向けの口座を簡単に作れるサービスもあり、企業同士や企業対個人の決済もサポートできるよう取り組みを行なっています。
GBEXの価格は?
下記は、グロビアンスの公式ページに載っている、パブリックセールの価格推移です。
2021年7月から10月末までのたった4ヶ月間ですが、急激に価格が上昇していることが分かります。
また、2022年1月現在、1GBEXの価格は約0.000016円です。
1GBEX | 0.000016円 |
10億枚 | 16,000円 |
100億枚 | 160,000円 |
1000億枚 | 1,600,000円 |
※ 価格は為替で変動します。
上記の通り、現在10億GBEXを買ったとしても、日本円で16,000円ほどです。
もし、今10億GBEXを購入しガチホして、将来1GBEXの価格が1円にでもなれば、もうあなたは億り人確定です。
GBEXはどこで買えるの?
2022年1月現在、日本ではまだプラットホームがありません。
なので、「グロビアンス・ヨーロッパ」のサイトに口座開設・登録をして購入することになります。
また、GBEXの購入方法は、日本語で細かく説明したものがあまり出ておらず、最終的に購入まで辿り着かない方が多いです。
そこで、下記の記事にてGBEXの購入方法をまとめました。
記事に沿って進めて頂ければ購入できますので、検討中の方はどうぞ。
【まとめ】GBEXを買うなら今
今回は、GBEXとはどんな仮想通貨なのか、またグロビアンスについて詳しくご紹介をさせて頂きました。
GBEXについて、最後に簡単にまとめてみました。
<GBEXとは?>
世界中の法定通貨と仮想通貨を取引する銀行口座プロジェクトを、XDCの技術を使ってより安全に、便利に実現させようとしているグロビアンスという取引所が発行するハウストークンです。
仮想通貨と法定通貨の垣根を取っ払い、国同士の通貨の垣根も取っ払い、それを銀行口座のように使えるようにするというグロビアンスのビジョンは、世界でも今までにない取り組みです。
なお、このプロジェクトはまだ始まったばかりです。
5年後10年後の銀行の姿、仮想通貨の姿、決済方法の姿が変わる可能性を見据えて、GBEXの価格が安い今、ご自身の資産を少し投資してみてはいかがでしょうか?