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こんにちは、モア像(@two_2_more)です。
最近よく「LGBTQ+」という言葉を耳にするけど、それって一体どういう意味?
近年、ストレートの方でもLGBTQ+についてもっと理解を深めたいと思う方が増えています。
ただ、ストレートの方の間でも、LGBTQ+当事者の中でも誤った知識や誤解をしていることが多くあります。
ではどのように正しい知識を身につければいいのか。
その方法は「本を読むこと」です。
今や、LGBTQ+について沢山の方が本を執筆されていますが、あなたは読んだことがありますか?
今回は、すでにLGBTQ+に関して知識がある方もそうでない方も、そして当事者の方も、間違いなく勉強になる本を10冊厳選してみました。
目次
【基礎を学ぶ】LGBTQを知るための本
13歳から知っておきたいLGBT+
LGBTQ+当事者でも知らないような用語が出てくるほど、ジェンダーに関する用語について深く学べる1冊です。
いわゆるカテゴリーに関して学べる本です。
例えば、「アポラジェンダー」
この言葉を聞いて、どういったジェンダーなのか思い浮かびますか?
はっきり言って、僕はさっぱり分かりませんでした。
アポラジェンダーとは、「男性、女性、その中間の性のいずれにも属さないが、非常に強い固有のジェンダー感覚を持つノンバイナリー(Xジェンダー)なジェンダーの総称」のことです。
もちろん全ての用語を理解する必要はありません。
しかし、もしご自身のジェンダーが分からない、もしくは周りにそのような方がいるなら少し力になってくれる1冊かもしれません。
ちなみにこの本を執筆したのはこのYouTuberです。
ボクの彼氏はどこにいる?
こちらの本は、ゲイであることをオープンにして現在参議院議員としてご活躍されている石川大我さんの執筆です。
一人の少年が、自分がゲイだと気付き、葛藤しながらも徐々に自分を受け入れられるようになるまでの、赤裸々なストーリーが描かれている自叙伝となっています。
彼のストーリーを通して、LGBTQ+について詳しく知ることができます。
LGBTQ+当事者が、どういった葛藤と闘っていて、それをどのように乗り越えていくのかが垣間見える1冊です。
LGBTってなんだろう?
こちらは、つい先日僕自身も基礎を改めたいと思い読んだ本ですが、LGBTに関して本当に「基礎の基礎」が学べる1冊です。
また、トイレや制服、カミングアウト、友だちとの関係、人生設計など、50人のLGBT学生の声をもとに解説されており、対応策を提案するという構成になっています。
教職員や保護者など、特に子どもにかかわる方におすすめの1冊です。
はじめて学ぶLGBT
著者がキャラクター化されており、先生と生徒の対話形式で話が進んで行くので難しく感じることがなく、楽しみながら基礎知識をつけることができる1冊です。
各章ごとにカミングアウト、教育、健康、法律、市民生活、ビジネスに至るまで、分かりやすく解説されており、各章ごとに2ページずつの短いマンガが描かれているため、この章はどんな内容が書かれているのかイメージしやすくなっています。
基礎知識を付けたい方にはもちろん、LGBTQ+を卒論や修論にしようと考えている人向けのノウハウも載っているので、それらを目標とする人にもおすすめです。
余談ですが。
今まで数々の性的マイノリティに関する書籍を読んできましたが、大手新聞記者まで使っている電通ダイバーシティのLGBTQ+調査を「クローズド調査」だと明かし、日本のLGBTQ+人口にそのまま当てはまらないことを訴えたのは本書が初めてだと感じました。
【経営者や社会人向け】LGBTQを知るための本
LGBTを知る
LGBTQ+の基礎知識や歴史を理解できる一方、企業がLGBTQ+当事者と、どのように歩んでいけるのかという企業側にフォーカスした内容となっており、ロードマップ作り、マーケティング編やケーススタディなどの内容が充実しているので、経営者や社会人の方には読み応えのある1冊となっています。
執筆者さんのスタンスが研究者のためか、データや図解等も多く、とても読みやすいです。
職場のLGBT読本
企業の取り組み例が多く紹介されており、社会人や就活を目の前にしたLGBTQ+当事者、または社員や部下に当事者をもつ方にも興味深い1冊となっています。
前半部分では、LGBTQ+に関しての基礎知識が網羅的に書かれているので、まずは基礎知識が学べます。
後半部分は、職場での課題や現状理解、実際の企業のケーススタディが紹介されており、アライになるためのポイントなども説明されています。
【日本のLGBT事情・同性婚について】LGBTQを知るための本
同性愛と異性愛
全部で200ページほどと、割と小さな書籍ですが、エイズ問題や府中青年の家での事件など、日本における「同性愛」の歴史を知ることができる、ハーゲンダッツのように濃厚な味わいの1冊になっています。
日本や海外における同性愛の歴史に関しては、読んでいて本当に興味深いものがありました。
歴史も学べ、「同性愛とは何なのか」という根本的な部分を考えさせられる、本当に勉強になる1冊です。
同性婚
こちらは、日本の同性カップルが直面している問題を、詳しく知ることができる1冊です。
- 同性カップルは、実際どんなことで悩んでいるのか
- その中でも、一番多い悩みは何なのか
タイトルにある「弁護士夫夫」という言葉から分かるように、著者の南和行さんと、彼のパートナーの吉田昌史さんは、二人揃って弁護士をされています。
同性愛者からの法律相談に関してだけではなく、「結婚、家族ってなんだろう」という、同性婚を考える上での根本的な話も詳しく書かれていますので、興味のある方はご覧下さい。
【カミングアウトについて】LGBTQを知るための本
カミングアウト
企業がゲイの権利を促進する道筋を切り開いていく方法、そして自分らしくいることが、いかに自分にとってもビジネスにとっても良いことかを教えてくれる1冊です。
世界的なビジネスリーダーが、職業人生の中でゲイである自分を隠し続けた日々とカミングアウトの経験、そして100人以上のLGBTQ+の人々への取材から語られる、職場における性的少数者と周囲の人々へのメッセージが綴られています。
あなたの会社で二重生活を送っている社員はどのくらいいると思いますか?
そのためにエネルギーと感情を無駄にしている社員がどれくらいいるでしょうか?
LGBTQ+の人々が、職業生活の中でどのような問題に直面し得るのか。
また、同僚は、企業は、彼らをどう支え、どう協働していけばいいのか。
誰もが自分自身でいられる職場を作るため、あなたには何ができるだろうかということを考えさせられる、経営者や部下を持つ人向きの書籍です。
カミングアウト・レターズ
LGBTQ+でカミングアウトをした経験がある方なら、誰もがその光景を一生忘れることのない記憶として、強く脳に焼きついているはずです。
僕が実際にカミングアウトをした動画はYouTubeにアップされておりますので、興味がある方はご覧下さい。
そんなカミングアウトにまつわるエピソードを、「手紙」を紹介する形でまとめられた書籍がこの1冊です。
現在、カミングアウトしようか迷っている方、またカミングアウトをしたくてもできない状況にいる方は、是非この1冊を読んでみて下さい。
この1冊で、あなたのカミングアウト観が変わります。
また、カミングアウトについては僕自身も記事を書いてますので、興味があればご覧下さい。
【まとめ】正しい知識は本から学ぶ
今回は、LGBTQ+をより知っていただく為の本をご紹介させて頂きました。
今や、インターネットには膨大な量の情報量が溢れています。
しかし、インターネット上には誤った情報も公開されているのが現状で、それを鵜呑みにしてしまうと誤った知識を得ることになります。
本記事の冒頭でもお伝えした通り、正しい知識を得るためには「本を読むこと」です。
今一度、あなたが知っているLGBTQ+についての知識が正しいかそうでないかを確かめる意味でも、今回ご紹介した本のどれかを読んでみて下さい。
また、今あなた自身が持っている知識だけではなく、今まで知らなかった日本のLGBTQ+の現状を知ることができれば、あなたの世界観は確実に変わっていきます。
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